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身勝手とは [雑記]

前回の「卵(期待)」という記事、実は芽が出る期待とラベンダーの花言葉の期待をかけていたのですが本文中にラベンダーって一言も書いてなかったのでとくに何の意味もなかったことに気づきなんともいえない気持ちのこんばんは鉛です。推敲って大事。


自分にいろいろあってメンタル・フィジカルともに絶不調なのですが、さらに今日はちょっと真面目な話題で更新です。なにかというと時事ネタです。


「原子力」の東海村、村長が原発廃炉を国に要請
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20111012-OYT1T00347.htm

今夜の報道ステーションで特集が組まれていたのでニュースを探してきました。よかったら読んでみてください。よく記事をすべてブログにコピペしてるのを見かけるんでそうすればいいのかな?とも思ったんですがそれが合法なのかよくわからなかったんでリンクだけです。

報道ステーションのニュース(まぁ報道ステーションってだけで疑問符がつくのですが・・・それはスルーで)では、村長の視点からを中心に独断専行とも批判を受けている廃炉宣言、30km内に水戸があり避難時の規模は計り知れない、廃炉に関する東海村民のコメントなどなどをまとめたものでした。身近なニュースなので注目していたのですが、皆さんはどう思いますか?

原発立地の自治体の首長がこのような発言をするのは全国でも異例なことなのだそうです。そのうえ東海村と言ったら日本で初めて原子力が灯った地として、また10年前の「東海村JCO臨界事故」でも有名な土地。この発言の影響力は大きいのでしょう。

東海村から原子力を取ったら何を残るのか、せいぜい干しイモと駅前のイオンくらいしか思い浮かびません(笑)人口約4万人のうち3分の1が何らかの原子力業務関係者。家族も含むとどれくらいになるのやら。そのせいか、福島の事故を経た今でもたいして町の様子は変わらないように見えます。思っている以上に原発というものが生活に馴染んでいる印象。いや、覚悟みたいなものができているのでしょうか。それとも長年の付き合いによる慣れか、無関心か。新参者なのではっきりとはわかりません。来年の村議会選挙で原発継続、廃炉が争点になるのは間違いない。非常に興味深いです。

自分でも考えがまとまらないのでとりとめのないただの感想でしかないですが、原発無しに東海村は成り立たないんじゃないでしょうかね。村の道路は広く、施設は新しく、補助も手厚い。東海駅を見た後に隣の佐和駅、大甕駅をみると驚くと思います。原発を無くせば維持は難しいでしょう。原発がなくなればそこで働く人も出て行くわけだから人口も減って税収も減る。「そんなことよりも身の安全だろ」って意見もあるでしょうが、僕に限ればそうなったらしょうがないかな、って思います。アパート暮らしの外様ですからね。「お前は良くても周りは・・・」と言われればそれはもう僕の考えの及ぶ範囲ではございません。そういうことを考えた上での村長の廃炉宣言なのでしょう。



ほんといろいろなことが絡んできてパンクしそう。結論が出ないのもわかります。どうなるのやら。

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コメント 4

pn

未だにだだ漏れの放射性物質の話は置いといて、あくまでも俺個人の意見って言うか原発関連のニュースを聞いていると沖縄の基地問題とダブります。
基地があるから危ない、実際住人が事件事故に巻き込まれてます。
ですが基地が無くなると地域経済に少なからず影響が出るのは間違いありません。
問題の基本構造は同じだと思います。詰まる所中央が地方に厄介なものを押し付ける、それだけなんじゃないかと最近思います。

答は見つかるんでしょうかね
by pn (2011-12-16 16:18) 

itomaki

「東海村で事故が起きたら、水戸も同じだから」というのは、昔から言われていて、当たり前過ぎて笑えません。でも補助とかもらってないし、税金も水戸は高いです。

私は知らない時代のことだけど、東海村って原発が出来る前は、なーんにもない田舎の村で、東京からも遠かったみたい。でも、時が流れて、常磐高速が出来たりして、東京から偉い人が原発を見に来たことがあったらしいの。その時「何でこんな近くに作ったんだ?」って怒って帰ったらしいよ。

だから、とぼけているだけで、危険性は充分承知だったはず。健康被害も、統計をとったら大変ことになるから、とらないんだと思うよ。

原発に素材とか売っている会社は、上場一部だから、社員は転勤になって仕事が変わるだけと思うけど、地元採用のジモティは困っちゃうね。

鉛さん、茨城県民の歌って知ってますか?そこには「世紀をひらく原子の火」が茨城の明日を築くと歌われています。この歌変わっちゃうのかな?
by itomaki (2011-12-17 00:00) 

鉛

>pnさん
あれ、放射性物質の放出ってまだ続いていたのですか?貯蔵している汚染水がたまって放出したいけど反対を受けてとん挫・・・のニュースを見た覚えはありますが・・・
基地問題とのリンクは盲点でした。なるほど、確かに地方が受けたメリットデメリットの議論は似ている気がします。そうですね、基地問題よりかは原発のほうが影響範囲は広いのでしょうかね。その割に地元(意見が反映される人)の範囲は同じくらいな印象です。もっと、それこそ水戸やら土浦の人の意見も反映されるべきという気がします。
by (2011-12-19 00:35) 

鉛

>itomakiさん
県民の歌は知りませんでした。原子力は「夢のエネルギー(笑)」だったわけですからね、歌詞から期待がうかがえますが、さて今の状況を先人たちはいかに見るか。

お偉いさんもそうでない人も、とにかく放射線に関して知識がないのが一番致命的だったと思います。知識がないから近くに作るし、近いんだと怒るし、カツオから5Bq/kg検出された!もう食べられない!とか言っちゃう。それはその人たちが悪いのではなくて、教育から放射線が外されたことが悪いと僕は思います。もし、義務教育課程でやっとけば少なくとも要らぬ不安に悩まされることはなかったかなと。だからと言って、やれ安全だ危険だあいつの言うことは間違ってると言うのも醜いから嫌なのですけどね。

健康被害については日本語のマジックが働いてる場合がありますからまたなんとも言い難い。専門家は科学者ですから「健康被害を示す有意なデータは存在しない」という言い回しが多いです。そしてこれはまず正しいでしょう。そこから「データがない=じゃあどうなるかわからないから危険じゃないか!」となるか「データがない=なら安全だ!」となるか、伝える人の表現で変わっちゃいます。また「データがない=統計をとってない」である場合と「データがない=いろんな統計を取ったけどそんな差のあるデータはない」の場合とありますし、なんとも・・・

長くなっちゃいました。わかりにくくてすみません。
by (2011-12-19 00:52) 

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